今日は低気圧の接近で天気が崩れそうななか、小野川不動滝探勝路を歩いてきました。
裏磐梯ビジターセンター正午の天気は曇り、気温は-0.5℃、積雪は98㎝でした。

探勝路の積雪は60~120cmぐらい、堅雪(かたゆき)でやや滑りやすかったです。防水性のトレッキングシューズで歩けますが、滑り止めとしてスノーシューか軽アイゼンがあると良いです。
上下レインウェア、温かい服装、飲み物などを準備して歩きましょう。まだ気温は日中でも氷点下の時があります。手袋や帽子などの防寒対策もしっかりしましょう。

↓ 道路沿いの小さな看板を目印にグランデコへの道から分かれて登ります。

↓探勝路入口の鳥居は、雪解けが進み、やや腰を屈めば通れるようになりました。

↓探勝路周辺の様子

ミズナラ林の中ほどにある、クビナガリュウのような形のミズナラの上に、まるで大きなウミガメのような形の雪塊が乗っていました!

踏み跡は見えますが周りの雪面とほぼ同じ高さなので、新雪が降ると分からなくなってしまいます。道に迷う心配もありますのでガイドさんに案内してもらうことをお薦めします。

このコースは、ニホンカモシカやニホンザルを始め、多くの野生動物の目撃や足跡が見られるのですが、
堅雪のため、本日は足跡は発見できませんでした。

↓杉林の急な斜面では、スギの枝が数多く落ちていましたが、古い茶色の枝ばかりでなく、緑の枝もたくさん落ちていました。なぜなのでしょう?

↓ 急坂の上の平坦な探勝路を更に進むと小野川不動滝に到着です。

滝は、数十万年前の西大巓溶岩流でできた尾根を沢の水が乗り越えてできたもの、手前の石垣は、大正14年に開通した森林軌道の名残、橋は探勝路整備の一環で2012年に再構築されたもの。歴史が重なってこの風景を作っています。

↓滝壺周辺のブルーアイスは、溶けてきておもかげはあまりありませんでした。

↓ 滝の右側の岩壁をよく見ると、上半分には水平な細かいすじ(ひび割れ)が、下半分には、角ばった大きな割れ目が見えます。

上は「板状節理」、下は「方状節理」だったのですね。ともに溶岩体がゆっくり冷え固まる時の体積収縮による規則正しいひび割れです。少なくとも2層の溶岩流でできていて、上と下で固結時の温度や成分などが違ったため、違った節理が入ったようです。

小野川不動滝から更に東に進む道もありますが、こちらは急傾斜面を横切る必要があり滑落の危険性が大です。滝を見たら、来た道を戻りましょう。(↓)

おしまいに、歩いていて心に残ったものを紹介します。

↓ 1枚だけ残っていたブナの葉。冬中、どれほどの季節風に晒されたことか・・・。

↓花びらが見えてきたマンサク!

↓ ヤナギのなかまの花芽

確実に季節は進んでいます。春の足音があちこちから聞こえます。でも積雪はまだたっぷりでまた新雪が降れば動物の足跡なども楽しめます。皆さんも小野川不動滝探勝路を歩いてみてはいかがですか。

◇ターサン◇

※こちらの自然情報はPDFファイルでもご覧になれます。ダウンロードはこちら

※近年、イノシシやシカも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。 どちらも目撃したら、ビジターセンターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)

※長靴、クマ鈴、スノーシューをレンタルしています。料金等の詳細はお問い合わせください。