今日は春うららな好天のなか、レンゲ沼・中瀬沼探勝路を歩いてきました。
裏磐梯ビジターセンター正午の気温は2.3℃、積雪は115㎝でした。

好天続きのためスノーシューを履けば、縦横無尽、雪原をどこでも歩ける状況でした。さらに朝方新雪が3cmほど積もったため、動物の足跡ウォッチングには絶好の状況でした。
スノーシュー、防水性トレッキングシューズ、スパッツを身に付ければほぼ万全で、さらに上下レインウェア、帽子、手袋、飲み物などは準備して歩きましょう。
ただこのコース、ほぼ平坦で地形に特徴のないところもあり、縦横無尽にトレースが付いているので、天候が悪化すれば、探勝路が分からなくなり道に迷う危険性もあります。ガイドさんと歩けば安心ですのでおすすめします。

↓ サイトステーションから南に少し進むと磐梯山と凍ったレンゲ沼が見えます。

↓沼の上にはトレースがいろいろとついています。

向って左の方に進むとレンゲ沼の東部から時計回りに沼の南部に行きます。
右の方に進めばレンゲ沼西部から中瀬沼展望台に向かうコースです。

↓ 探勝路の様子

探勝路のトレースは、1月頃の深雪の時は人の踏み圧で窪んでいますが、今は固い雪や氷となって溶けにくくなっています。まわりのトレースでないところは柔らかいため雪解けが進み、現在は、どちらもほぼ同じ高さです。なのでうっかり踏み外して「ツボ足」の穴があちこちついています。「ツボ足」の人は注意して進む必要がありますが、スノーシューだと面積が大きいので問題なく快適に歩けます。

さて、動物の足跡を探ってみましょう。

↓ ホンドギツネの足跡

キツネは肩幅が比較的狭いので、歩いた跡はほぼ一直線になります。

↓ ノウサギの足跡

前後2本の前足の先に、大きな後ろ足が2本並ぶ特有の足跡です。

↓ 何をした跡でしょう?

ノウサギの足跡が散乱するところに木の枝があり、その先はいずれも鋭く切れています。そして、丸い団子がころころと・・・。

そう、ノウサギが木の枝を食べ、そして糞を出したのです。

その糞を、ビニール袋を被せた手で拾い上げ、袋を裏返しにして潰してみました。

↓ 潰したノウサギの糞(接写撮影)

おがくずのようなノウサギの糞でした。ちなみに全く臭くなく、むしろ抹茶のようないい香りがしました。

この時期、ウサギにとってこんな物しか食べるものがないのです。だから、少ない栄養を上手に吸収できる
よう、草食動物の腸はとても長いのですね。

↓ 水辺の様子

水辺の雪面には、イタチ科の動物など特にいろいろな足跡があります。

↓ 中瀬沼展望台よりの磐梯山

好天のため素晴らしい景色でした。
このあたりの流れ山(噴火により流れてできた岩なだれの堆積丘)は、いずれも比高20m以上はありそう
です。岩なだれの本流が堆積したところなのです。

つぎは、青空に映える木々のたたずまいを紹介します。

↓ ウダイカンバの樹皮

↓ ハンノキの花(垂れ下がっているのが雄花)

↓ (ちょっと古いですが)クマの爪痕

↓ さて、サイトステーションに戻るには、5月だと水芭蕉咲く木道を戻りますが、すべてはまだ雪の下です。

雪面の盛り上がりを見つけて戻りましょう。
ちなみにこのあたりの積雪は150cmありました。

↓ レンゲ沼と簗部山(やなべさん)

レンゲ沼の氷の厚さは、固くて確認できませんでした。まだ人が乗っても大丈夫です。(季節が進むと
だんだん危なくなりますので、十分注意を!)
簗部山は、火山である磐梯山とは違い、雨水や沢水等で削られてできた山であることがよくわかる山容
ですね!

裏磐梯は、今、スノーシュー・クロスカントリースキーツアーのベストシーズンです。皆さんもぜひ楽しんで
みてください。

◇ターサン◇

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※近年、イノシシやシカも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。 どちらも目撃したら、ビジターセンターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)

※長靴、クマ鈴、スノーシューをレンタルしています。料金等の詳細はお問い合わせください。