9月28日は、雨降りの天気でしたが、吾妻川渓流探勝路を歩いてきました。
ビジターセンター正午の気温は16.5℃という状況でした。
このコースは、途中の橋が流失し長らく通行できませんでしたが、復旧工事が完了したため、久しぶりに通行可能となりました。

早稲沢のスポーツパーク付近から吾妻川渓流に入り、布滝・デコ平方面へ向うための駐車場・トイレのある早稲沢口まで、ひらすら渓流の河床沿いを歩く約2kmの探勝路です。渓流の森に一歩足を入れると、意外にも深山幽谷の雰囲気のある、魅力あるコースです。

↓ ほぼ全コース、こんな雰囲気の中を歩きます。

↓ いきなりカツラの大木が出てきます。

その他、サワグルミ、トチノキ、オヒョウなど、いかにも渓流沿いらしい樹種が出てきます。

↓ 下流部ではスギも多く、そのためスギヒラタケがあちこちで見られました。

↓ これが新しくなった橋です。枝沢の橋も数か所新しくなっていました。

↓この沢沿いには、巨岩と樹木が絡み合った不思議なオブジェが見られます。

↓ こちらも巨岩とその上に立つ樹木です。

激しい川の浸食と運搬作用で、あちこちに巨岩が転がっています。深海にすむ大ダコが岩を捕らえたかのように、巨岩の上に根を伸ばしたかなりの大きさの樹木が生きているのです。このような不思議でおもしろい光景がいくつか見られました。

さて、道々で見られた植物たちを紹介します。

↓ サラシナショウマ

↓ スズメウリ  つる性植物でスギの木に絡まっていました。

↓ カメバヒキオコシ 葉が本当に亀の甲としっぽのようです。

↓ サルナシの実  道中、あちこちに落ちていました。

熟したのはもちろん、やや未熟なのも鮮烈な酸味で、美味しかったです。

↓ このコースの終盤も美しい渓流の近くを進みます。

↓ 渓流から離れ、少し登ると早稲沢口の駐車場に着きます。

いっしょに楽しく歩いた、パークボランティアの佐藤さんと、加藤さんです。

帰りは、早稲沢口の駐車場からスポーツパーク近くまでの車道を歩きました。

↓ 途中、サワグルミの根本の皮が剥がされ、形成層に多くの傷がついていました。

木の皮が上に剥がされているのでクマではないようです。カモシカか、サルか・・
不明でした。

↓ 最後は高原野菜畑の中を歩き、早稲沢集落に入り、終了となります。

このコースは、地図から想像されるイメージとは違い、大河川の上流部、深山に足を踏み入れた印象のコースです。「ミニ屋久島」、「トトロの森みたい」との印象です。あちこちでカツラの落葉の甘い香りが漂い、渓流沿いの森の中の遊歩道歩きが楽しめる、とても良い探勝路でした。また数年利用されていなかった割には、歩きやすいしっかりとした道でした。

皆さんが歩く時は、渓流沿いでもあるので、天気予報、数日間の雨量等を事前に気象庁のホームページなどで調べ、通行の可否も含め、十分な対策をして歩いてください。足元は、防水性のトレッキングシューズ、登山靴、場合によってはゴム長靴などを適切に選択し、レインウエア上下、帽子、水分、食料なども携行して楽しんでください。また、渓流の水音のため生き物の気配が消されるので、大きめの音のクマ鈴がほしいところです。

◇ターサン◇

※こちらの自然情報はPDFファイルでもご覧になれます。
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※裏磐梯はツキノワグマの生息域です。散策の際には、クマ鈴などでクマに人間の存在を知らせてあげてください。
また、近年、イノシシも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。
どちらも目撃したら、ビジターセンターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)

※長靴、双眼鏡、クマ鈴をレンタルしています。料金等の詳細はお問い合わせください。