五色沼自然探勝路・毘沙門沼周辺

25日は、パークボランティアさんと五色沼自然探勝路を歩いてきました。
ビジターセンター正午の気温は19.9℃で、天気は快晴、暑くも寒くもない絶好のトレッキング日和でした。

今回は、裏磐梯物産館(柳沼)側から毘沙門沼を目指し、歩きました。
コースは乾いていて運動靴でも歩ける状況でしたが、天気の変化を考え、トレッキングシューズを準備するのが望ましいです。その他、このコースは観光遊歩道ではなく、基本、山道ですので、レインウエア上下、飲料水等をザックに入れて歩いてください。

↓ 好天のため、多くの人々がトレッキングを楽しんでいました。

↓ 柳沼 アカマツ林の中のウルシ、ナナカマドは紅葉の始まりです。

↓ 青沼 今日はやや白っぽい青色をしていました。

↓ 青沼のほとりの白い枝

よく質問されるこの白い物質は、水中のケイ酸アルミニウムの微粒子が、枝が風などで水面にふれた時に
少しづつ付着したものです。ケイ酸アルミニウムは、光の散乱により沼の色を青く見せる張本人です。

↓ るり沼の展望台 今年6月に完成しました。

るり沼もとてもきれいな沼です。木道が90度に曲がるところから少し奥に入ったところに展望台がありますが、見落とす人がいます。注意して歩いてください。

↓ 展望台からのるり沼と磐梯山

沼と磐梯山が一緒に見えるのは、このるり沼と毘沙門沼しかありません。

↓ 弁天沼

ターコイズブルー(トルコ石ブルー)、もしくは日本古色名の「新橋色」に輝く、
人気抜群の美しく優美な沼です。

↓ 竜沼近くの水の流れ

小さな奥入瀬渓流といった風情です。

↓ みどろ沼

青、赤、緑の三色が見える沼ですが、奥の青色の部分に今年は水草が繁茂し、青色が薄れています。

↓ 赤沼

沼の周りの植物の水中部分には鉄分の赤い色が見えますが、水そのものは、最近は緑がかった色です。

↓ 毘沙門沼  濃い青緑色をしていてきれいでした。

つぎに、コースで見られた季節感あるものを紹介します。

↓ ツタウルシ 紅葉が始まっています。

↓ アケビ 口をあけ食べ頃になってきました。

↓ スギヒラタケ 真っ白なきのこです。

↓ ヒロハツリバナ

五色沼周辺の探勝路は「ツリバナ街道」と呼べるほど多いです。

五色沼湖沼群は、それぞれの沼の色がみな違う、多彩な魅力を持つ湖沼群です。紅葉の最盛期はまだ
これからですが、もう「小さい秋」がたくさん見られます。

魅力満載の五色沼湖沼群を、皆さんも歩いてみてください。

◇ターサン◇

※こちらの自然情報はPDFファイルでもご覧になれます。
ダウンロードはこちら(五色沼毘沙門沼)から。

※裏磐梯はツキノワグマの生息域です。散策の際には、クマ鈴などでクマに人間の存在を知らせてあげてください。
また、近年、イノシシも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。
どちらも目撃したら、ビジターセンターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)

※長靴、双眼鏡、クマ鈴をレンタルしています。料金等の詳細はお問い合わせください。