小野川不動滝・小野川湖畔探勝路

今日は小野川不動滝・小野川湖畔探勝路の様子を見に行ってきました。

出発時の天気は曇りでしたが、次第に薄日が差してきて、正午のビジターセンターでの外気温11.1℃という穏やかな日和でした。

↓ 小野川湖畔の道路から見た小野川湖と西大巓

氷は、桧原湖のものよりしっかりした板状の氷でしたが、まもなく湖水面が見られると思われます。

↓ 小野川不動滝探勝路の入口

ここまで除雪されていて車で入れました。

↓ 歩き出した林の中のようす

雪はまだ70cm位ありました。

すぐ右下の小野川の渓流も雪で覆われていますが、ミソサザイが陽気に鳴き、瀬音もなにか冬とは違います。(↓)

↓ 雪の上に見られたクロカワゲラの一種

↓ 小野川不動滝

多くの雪解け水を集めて落ちる滝の様子は、堂々たるものです。

不動尊のわきの賽銭場は無残にも今年の雪でつぶれていました。(↓)

↓ 滝壺にたたずむキセキレイの雄

風景そのものはまだ冬に近い感じですが、動物の痕跡や鳴き声等がにぎやかで、春の到来を感じます。

↓ イタチ科と思われる動物の足跡

↓ ニホンカモシカの足跡

カモシカの姿も見ましたが、写真は撮れませんでした。

↓ ニホンザルの足跡

ニホンザルは群れていたので姿も撮れました。(↓)

小さな流れの水面が盛り上がっているところがありました。(↓)

何だろうとそっと掬ってみると、ヤマアカガエルと思しきものの卵塊です。(↓)

これはその水中写真です!(↓)

さて、次の目標の小野川湖畔探勝路に向います。入口の看板は雪の中にありました。(↓)

入口からすぐのところにある丸木橋です。慎重にわたる必要があります。(↓)

ここから先は、踏み跡や人間の通った痕跡は全くありませんでした。

昔のトロッコ道ですので、幅3~4mほどは平らなのですが、湖水が真下に見えるあたりまでは、水平でないところもあり、道がわかりにくいです。

谷を挟んで向かいの斜面には水平道が見えるのですが、そこへ続く道が見つかりません。(↓)

カモシカの足跡ばかりある積雪約1mの山中で、探勝路探しをあきらめ、西の曽原口から探勝路を探るべく、車に戻りました。

そして探勝路の取り付け道路の曽原口に行きますと、村道から右折すると高さ1.3mの雪の壁が待っていました。(↓)

小野川湖畔探勝路を気持ちよく歩けるのは、まだ先のようです。

この探勝路、ほぼ水平道で環境的に少し単調ですが、静かさと動物の気配の豊かさが魅力です。季節が進んだらまた訪ねるといたしましょう。

◇ターサン◇

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