レンゲ沼・中瀬沼探勝路

今日はレンゲ沼・中瀬沼探勝路をスノーシューでトレッキングしてきました。

天気は薄曇りで無風、ビジターセンター正午の気温0.3℃、積雪148cmと穏やかな空模様でした。ただ昨日の新雪が30cm程度新たに積もっていました。

3日前まで裏磐梯雪まつりの会場だったサイトステーションからスタートしました。(↓)

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すぐレンゲ沼ですが、沼は厚い氷と積雪で一面の銀世界です。上を歩いても大丈夫でした。(↓)

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コース全体の積雪は1.5m位で、スノーシューが必要です。トレイル(踏み跡)がしっかりあるところでは、スノーシューはほとんど沈みません。(↓)

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トレイルのないところだとスノーシューでも30~40cm沈み、(↓)

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スノーシューなしの「つぼ足」だと太もも近くまで沈み、難儀します。(↓)

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装備ですが、防水性のトレッキングシューズ+スノーシューのほか、防寒に配慮した重ね着、アウターには防水・防風性に優れたレインウエア上下も必携です。

その他、帽子・手袋や温かい飲み物や行動食も準備しましょう。

また、このコースは全体としてはほぼ平坦ですが、凸凹が不規則にあり、地形の特徴が分かりにくいうえに、今日のように新雪が厚く積もってトレイルが消えていると、どこを歩いているか分からず、道に迷うことも考えられます。

また、トレイルがあっても、そのトレイルがどこに向かったものか分からないので、信頼できるとは限りません。方位磁石をもって最低どちらに向っているか把握すれば大事には至らないと思いますが、不安のある方は、ガイドさんと一緒に歩くことをお薦めします。

中瀬沼の展望台(東屋)に北側から向かう特徴あるやや長い上り坂の始まりには、キツツキが穴をたくさんあけた枯れ木が立っています。目印になります。(↓)

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上り坂の始まりです。(↓)

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東屋につきました。(↓)

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ワンちゃんのいるところにはベンチとテーブルがあるのですが、完全に雪の下です。

さてここからの絶景です。(↓)

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雪におおわれた中瀬沼と磐梯山。湖沼群とその創造主の磐梯山。いつ見ても見事です。

さて、このコースで出会った生き物情報です。

まずは、ホオノキの実とそれに積もった大盛りの雪!(↓)

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多くのヤドリギに寄生された樹木。ヤドリギの実を食べに野鳥が集まります。(↓)

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ノリウツギの芽と葉痕。王子様の正面顔みたい!(↓)

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ノウサギの足跡。深雪に難儀したようで、歩幅は約30cmと狭い。(↓)

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こちらはネズミの足跡。樹木の幹の近くの小さな穴に消えています。(↓)

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実のなる木の多いこのコースには、しばしばこのようなクマ棚が見られます。(上から五分の一位のところ)(↓)

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レンゲ沼・中瀬沼探勝路周辺は、多くの生き物たちの姿や痕跡と見事な磐梯山の眺望が魅力です。春が近くなれば雪がしまってスノーシュートレッキングが一層楽しくなります。この季節ならではの魅力たっぷりのワンダーランドに皆さんもぜひどうぞ!

◇ターサン&はるるん◇

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※裏磐梯では、近年、イノシシやサルも生息し始めました。十分注意しましょう。 どちらも目撃したら、当センターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)

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