1月19日、小野川不動滝探勝路を歩いてきました。

ビジターセンター正午の気温は―0.7℃、天気晴れ、積雪87cmでした。

探勝路はビジターセンターより山に入るので積雪は100~130cm、昨夜からの新雪約20cmを含めた値です。途中まで先行者のトレイルがあり、楽をすることができました。先行者に追いつき先を歩かせていただいても、昨夜以前のトレイルのくぼみがあり、ラッセルに汗を流すことなく、気持ちよく歩けました。

もう、レインウエアにロングスパッツ、スノーシューが必携の状況です。(私は長年クロカンスキー愛用者なので、急な坂以外はこれで歩きました。)

防寒、防風、防水には十分に配慮した服装で歩いてください。特に、手、足、頭といったところは十分暖かくしてください。暖かい飲み物や行動食があると冬のトレッキングは心強いです。

探勝路に入る前の小野川湖は、一面白一色でした。シャーベット状の氷が完全に氷結したのです。(↓)

20170119小野川不動滝 (62)

グランデコへの道と分かれると、さっそく人のトレイルのみの世界です。コース脇のタニウツギの枝に食痕が見られました。よくあるウサギの門歯(前歯)による鋭い食痕でなく、臼歯(奥歯)による噛みちぎったような跡です。カモシカでしょうか。(↓)

20170119小野川不動滝 (65)

さて不動滝入口には鳥居があります。滝には神が宿るとの信仰の対象になっているのです。こちらも厳粛な気持ちで礼をしてくぐりました。(↓)

20170119小野川不動滝 (67)

すぐに見事なナラの大木の森です。葉をすっかり落とした森の梢の重なりには、空へ空へと伸びようとした樹木の意志が、化石のように見てとれました。(↓)

20170119小野川不動滝 (69)

森の中ほどにある傾いて伸びている大木。ほぼ実物大のフタバスズキリュウそっくりです。(↓)

20170119小野川不動滝 (71)

階段のある坂は、スキーを脱いで軽いキックステップで登ります。

その後また平坦の道。スノーシューの踏み跡でスキーが気持ちよく進みます。

20170119小野川不動滝 (59)

滝に向って進むと、道は水平につけられていますが、左右の傾斜はだんだん急になってきます。スノーロールがあちこちに見られます。もし包丁できれいに断面を切ると見事なロールケーキ状なはずです。(↓)

20170119小野川不動滝 (57)

傾斜のあるところの樹木は、いったん幹が斜めに伸びてから直立します。

そして、根元の空間には、小動物が隠れていたりすることがあります。(↓)(今回は残念ながら動物の足跡や気配はあまり見れませんでした。)

20170119小野川不動滝 (53)

と、「シュワッチ!」 ウルトラマン!?(↓)

いやオオカメノキの葉芽・花芽でした。

20170119小野川不動滝 (33)

社が見えてくるころ、左手の傾斜はますます急になります。スノーデブリ(小雪崩の痕)です。(↓) トレイルのくぼみが雪で埋まっています。

20170119小野川不動滝 (75)

新雪の直後は注意して歩きましょう。

さて、不動滝につきました。(↓)

20170119小野川不動滝 (39)

高さ25mの見事な滝。上下の河床面に25mもの段差があるということは、特別の理由があるはず。河川が川底を掘り下げるはたらきは、地形学的にとても強いものですから。この滝は、西大巓の溶岩流の末端部分の急傾斜を川が乗り越えてできた滝です。男体山の溶岩流を大谷川が乗り越えて華厳の滝をつくっているのと同じです。

さて、名物のブルーアイス。見られました! ブルーフォールと言えるように成長して、磐梯山のイエローフォールとセットで紹介したいですね。(↓)

20170119小野川不動滝 (23)

歴史ある森林トロッコ橋が現代に生まれ変わったこの橋ですが、橋の手すりがあまり高くないうえに1m以上の積雪です。落下しないように気を付けて渡ってください。(↓)

20170119小野川不動滝 (43)

この先、グランデコへの道への新コースもありますが、トレイルが付いていなかったので、来た道を戻りました。

とても楽しい探勝路でした。皆さんも十分な装備でぜひ歩いてください。

◇ターサン◇

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※裏磐梯では、近年、イノシシやサルも生息し始めました。十分注意しましょう。
どちらも目撃したら、当センターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)