2016年11月9日レンゲ沼・中瀬沼・曽原湖畔探勝路

曇り空から小雪が舞い、時折吹雪にもなるなか、レンゲ沼・中瀬沼・曽原湖畔探勝路を歩いてきました。
裏磐梯ビジターセンター正午の気温は2.3℃と、冬の到来を感じさせる気温でした。
雪の舞うなかでは、防水性のトレッキングシューズか長靴などの履き物がよいでしょう。もう寒さは冬さながらです。防寒対策はしっかりおこないましょう。

まずは、レンゲ沼・中瀬沼探勝路の様子をご紹介します。
探勝路は歩きやすい状態でしたが、木道はぬれていると滑りやすいので、足元には十分注意して歩きましょう。

↓探勝路の様子。木道のぬれている箇所には要注意です。
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↓ハンノキの木立も、落葉が進んで冬らしくなってきました。
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↓「雪のシャーベットをどうぞ。」根元に雪の積もったオシダからは、そんな声が聞こえてきそうでした。
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↓中瀬沼展望台から。哀愁漂うこんな日の眺めも、なかなかよいものです。
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↓きれいな紫色に染まったアケビの実。
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↓フユノハナワラビ。由来の通り、胞子葉が花のようです。
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↓落葉した木立のなかに、燃えるようなヤマモミジの樹。そして足元には、素敵な真っ赤なじゅうたん。
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次に、曽原湖畔探勝路の様子をご紹介します。

探勝路は現在、ほとんど落ち葉が敷き詰められてる状態ですが、そうでない箇所はぬれていると滑りやすいので注意して歩きましょう。

曽原湖畔探勝路は、裏磐梯で最も小さな曽原湖の湖畔を通る約1.5㎞のコースです。
裏磐梯のトレッキングコースのなかでは、歩く人の少ないコースではありますが、今歩くにはとってもおすすめのコースです。というのも、落葉が進んだために、グリーンシーズンには味わえない魅力を現在十二分に発揮しているのです!

↓今日は雪の積もった落ち葉と紅葉が同時に見られました。
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↓探勝路には、これでもかというほどに落ち葉がてんこ盛りです。
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カエデ類はもちろんのこと、ブナ、ミズナラ、ホオノキ、トチノキ、コシアブラ、ヤマブドウなど様々な種類の落ち葉が見られます。しかも落葉したてのものも多いので、今は種類による葉の色付きの違いもよくわかります。

↓足元を見て歩いていると、赤い枝のようなものがたくさん落ちていました。何かの樹木の葉軸でしょうか?
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↓林の隙間からは曽原湖がよく見えるようになっています。今はちょうどカラマツの黄金色の葉と一緒に楽しむことができます。
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今の時期は落葉が進み、これまでに見えなかったもの・見えにくかったものがよく見えるようになっています。歩き慣れたコースでも、きっと新たな発見があるはずです。本格的な冬の到来を前に、ぜひ裏磐梯にお越しください。

◇はるるん◇

※この自然情報は、PDFファイルでもご覧になれます。ダウンロードはこちら(レンゲ沼・中瀬沼探勝路)こちら(曽原湖畔探勝路)

※裏磐梯はツキノワグマの生息域です。散策の際には、クマ鈴などでクマに人間の存在を知らせてあげてください。また、近年、イノシシも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。ともに目撃したら、ビジターセンターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)